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JTAA NEWS 掲載記事紹介①

○TAAニュース 20099月掲載

私のTA地区教室 FC全開!ポジティブストロークいっぱい! 

岩手・盛岡中央教室    
インストラクター 西條ユキコ(小山幸子)

 私が交流分析に初めて出会ったのは平成178月、NPO法人日本話しことば協会が夏期研修会で「交流分析」をとり上げたのがきっかけでした。講師は下平久美子教授。

実は、下平先生も「日本話しことば協会」会員。話しことば検定試験官でいらっしゃいます。(話しことば協会では毎年「話しことば検定」を実施。日本全国に3級・2級・1級・認定講師合格者がおり、1級合格者以上の会員を対象に夏期研修会を行い研鑽を積んでいます。)

さて、私は交流分析を学んだ当初からたくさんの気づきがありました。家族間の心理ゲームが多い事や対話の拙さなどです。早速交流分析を活用してみました。交流分析が初心者にも分かり易い心理学で、すぐに実践でき何よりも自分がストレスから開放される事を実感しました。

「話しことば協会」の仲間は、モチベーションの高い集団です。もっと深く交流分析を知りたいという声が上がり、下平先生にお願いして、改めて「養成講座」を開いて頂き、北は岩手・南は四国九州から大阪に集合しました。こうして仲間たちの勢いに乗って1級までの資格を取得した私は、平成20年「インストラクター養成講座」に参加、8月に認定を頂きました。なんと、東北以北のインストラクターは私が2人目と知って驚きました。

周りの人に「交流分析ってご存知ですか?」と訊いてみると、答えは「知らない」とか「電気の交流?」と言われる始末。なるほど、東北地区には交流分析の伝え手がほとんどいないのですから、このような答えも当然なのでしょう。私はたくさんの人に交流分析を知って欲しいと望む気持ちが大きくなりました。

協会本部にTA教室を申請し、昨年12月「TA岩手・盛岡中央教室」の認可を頂きました。

今年2月からいよいよ「2級交流分析士養成講座」をスタートさせ、16時間×7回の集中講座と12時間で10ヶ月かけて進める講座、更に7月特別集中講座も実施しました。

では、TA岩手・盛岡中央教室の様子をご紹介しましょう。

年齢は20歳から60代まで。職業は大学生、ホテル支配人、教師、看護師、主婦、etc。教室の雰囲気は、FC全開!ストロークいっぱい!です。

例えば、ゲームの台詞を2人に割り振って読んでもらうと、「上手い!」「いい声!」いっせいに拍手がわき上がるといった具合。インストラクターの私のひと言ひと言を、目を輝かせて聴き、反応してくれます。何しろ講座初日から、「交流分析っておもしろい」「学校の現場で活用したい、声がけひとつで生徒が変わるし保護者にも伝えたい」など、私が最初に衝撃的に感じたものに似た反応を示してくれたのです。長時間の講座でもみんな最後まで元気いっぱいです。

ところで、岩手盛岡中央教室修了生の初めての認定試験は92627日です。

「講座修了後もみんなと繋がりを持っていたいから、サークルを作って勉強しようよ」「1級も受けようね」「インストラクターになって、自分の住んでいる地域に伝えたい」「今の仕事に取り入れ活用したい」っ、まず2級試験に合格しないことにはね!(笑)」岩手に交流分析を伝えたいという私の気持ちが、僅かながら実現しつつあります。

思えば、わくわく感いっぱいに教えて下さった下平久美子教授がすべての始まりでした。岩手に交流分析の種を蒔いていきたいと希望が大きく膨らんでいますし、伝える楽しさを味わっております。

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